【かながわ経済新聞連載】社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナーvol.5(2018年11月号掲載)
2018年11月17日 コラム
横浜市営地下鉄阪東橋駅より徒歩5分、横浜市南区で創業80有余年の葬儀社 清水誠葬具店です!
弊社の副社長・清水ふじ代による「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を特別に弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。(月一回更新予定)
今回は、社葬に参列する際の作法についてご紹介していきます。
社葬に参列する場合の基本的なマナー(式中の作法編)
今回は社葬に参列する際の振る舞いについてお話しいたします。まずは、うかがう前に事前確認しておくポイントをいくつかお伝えいたします。
礼服は事前に一度着てみましょう
あまり着る機会のない礼服は、クローゼットの奥にしまわれたままの場合が多く、サイズが合っているか・カビ汚れやシワなどがないかを確認をしておきましょう。もちろん靴も同様です。
数珠を必ず持参致しましょう
礼服のポケットに直接入れていませんか? 数珠は念珠袋にきちんと収めて忘れずに持参しましょう。
(キリスト式・神式では不要です)
開式前に到着しましょう
会場付近では混雑が予想されます。交通渋滞や駐車場の空き待ちで開式に遅れてしまっては大変です。自家用車の利用を控え、天気予報や各交通機関の運行状況に注意し、時間に余裕を持って早めの出発を心がけてください。
会場ではコートなどの防寒具を着用するのは避けましょう
社葬の場合、屋外のテントで受付する場合もありますが、その場合でも、ご挨拶の場面では失礼にあたらないようにクロークに預けるか、腕にかけて持ちましょう。また、革製品の着用を避けましょう。
式中の私語は慎みましょう
社葬では、知り合いや取引先等とお会いする機会が多いですが、式が終わるまではごあいさつや私語は慎みましょう。
仏式・キリスト式・神式それぞれの弔問方法
- 仏式
礼後仏前へ進み、焼香をし、合掌をして一礼。焼香の回数は宗派によっても違いますが、参列者が多い場合は1回での焼香を案内されることがあります。 - 神式
玉串( 榊)は左手で下から葉先を受け、右手で根元を上から持つように受け取ります。一礼し、右回しで根元を祭壇に向けてささげます。二礼二拍手一礼を行いますが、拍手はしのび手(音を立てない)を打ちます。 - キリスト式
牧師・神父・ご遺族に一礼し、花の部分を右側にして、右手を上向きにし、左手を下向きに持ちます。花を胸の高さに持ったまま祭壇の前の献花台まで進み、献花台の前で一礼し、お花を右回しで根元を霊前に向けてささげます。
社葬への参列は、ビジネスシーンにおいて特に厳粛なマナーが求められます。失礼のないよう、弔意をお伝えすることが大事です。
(清水誠葬具店副社長・清水ふじ代)