【かながわ経済新聞連載】社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナーvol.15(2019年10月号掲載)
2019年10月10日 コラム
横浜市営地下鉄の阪東橋駅より徒歩5分、横浜市南区で創業80有余年の葬儀社 清水誠葬具店です!
弊社の副社長・清水ふじ代による「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を特別に弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。(月一回更新予定)
今月も前回に引き続き、すぐに役立つ葬儀マナーをご紹介していきます。
すぐに役立つ葬儀マナー(2)~忌み言葉~
前回お葬式に参列される方に向けて、場面ごとのシンプルなごあいさつをご紹介しました。今回は、お葬式のごあいさつで気を付けたい言葉をお伝えします。
お葬式は、幅広い年代の方が集まってくる“公の場”です。良識ある態度と失礼のない言葉遣いは、礼儀として必須です。その中で「忌み言葉」と言われているものがあります。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、説明しますと、「忌み(いみ)言葉」とは、慶弔の場において、縁起の悪い言葉、不幸・不吉なことや、不幸が重なること、不幸を繰り返すことを連想させる言葉のことを指します。
お葬式ではごあいさつだけでなく、弔辞・弔電にもふさわしくないとされていますので、ご遺族に対する配慮として、避けるように気を付けたい言葉です。それでは、忌み言葉とその言い換え方の一例をご紹介いたします。
( □忌み言葉→○言い換え例 )
□度々→○よく/□引き続き→○これからも/□死ぬ→○亡くなる/□重ね重ね→○深く/
□色々→○多くの/□まだまだ→○もっと/□また→○改めて/□追って→○後ほど/
□再び→○いま一度/□次々と→○順に
不幸が重なることや、不幸の繰り返しを連想させてしまう言葉は、「また誰かが亡くなってしまうかも…」と不安にさせてしまうので、言葉や文字にする際は覚えておくとよいでしょう。
そして、このような言葉を頭の片隅に入れておきながら、関係性や状況に合った自分の言葉で素直な気持ちをていねいにお伝えしましょう。
自然に心遣いのマナーができると素敵ですよね。
(清水誠葬具店副社長・清水ふじ代)