冠婚葬祭のマナーvol.56「節句(せっく)って何ですか?」
2023年05月25日 コラム
「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。
節句(せっく)って何ですか?
1年の間には、さまざまな行事やお祝いが行われていますが、具体的にどんなものが、いつあるのか、よく分からない方も多いのではないでしょうか。5月の行
事ですと、5日のこどもの日に「端午の節句(たんごのせっく)」と呼ばれている、伝統行事がありますよね。そこで、今回は伝統行事の節句について、よくあるご質問と合わせてご紹介いたします。
Q.節句(せっく)って何ですか?
節句とは、季節の節目にあたる日のことを言い、神様に無病息災、豊作、子孫繁栄などを願って、その季節に合ったお供え物をしたり、邪気をはらったりする行事のことです。
節句は、中国から伝わった風習をもとに、農作業の節目に行われていた日本古来の風習と合わさることで、数多く生まれました。
その後、日本文化や人々の生活に根付いた習慣などにより、時代を経て徐々に整理されました。そして、江戸時代に式日(祝日)と制定されていた特に重要な5つの節句が「五節句」として、現在でも日本の伝統行事、伝統文化として継承されています。
Q.五節句(ごせっく)って何ですか?
日本の季節の節目に行われる年中行事として伝わっている5つの節句の総称です。
それぞれの節句の日付と、名称、別名についてご紹介いたします。
- 1月7日「人日(じんじつ)の節句」(七草の節句)
- 3月3日「上巳(じょうし)の節句」(桃の節句)
- 5月5日「端午(たんご)の節句」(菖蒲の節句)
- 7月7日「七夕(しちせき)の節句」(笹の節句)
- 9月9日「重陽(ちょうよう)の節句」(菊の節句)
四季のある日本の伝統文化としての意味や由来を知ると、年中行事もより身近に感じますよね。次回は五節句の由来や風習などを詳しくご紹介いたします。
今後も参考にしていただければ幸いです。
(fami友葬・清水ふじ代)