冠婚葬祭のマナーvol.67「ご葬儀と多様性 ～社葬とお別れの会について（1）～」
2024年04月25日 コラム
「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。
ご葬儀と多様性について ～社葬とお別れの会について（1）～
前回までは「ご葬儀と多様性」をテーマに外国籍の方にまつわるご葬儀についてお伝えしました。
今回は、時代とともに広がる「お別れの会」についてお話しします。
「お別れの会」や「しのぶ会」というと、少し前までは芸能人・著名人など、交友関係がとても広い方が行うイメージがありました。
しかし、家族や親族だけの小規模なお葬式が普及している中、会社経営をしていたり、役職に就いていたりと、交友関係が広い方のご葬儀では、これとは別に「お別れの会」をされるケースも増えています。
「家族葬」とされる、家族や親族、親しい友人だけの小規模なお葬式では、御香典・お花などの心遣いを不要としたり、お知らせせずに行ったりすることもあります。ご遺族の気持ちやご意向に最大限寄り添う中、負担の少ない形や気持ちを尊重するためです。
ただ、その一方で、昔はよく行われていた、取引先やご縁のあった方に広く知らせて執り行う「社葬」も、大切な役割がありました。そのため、近親者だけの小規模なお葬式を補う役割として「お別れの会」を開くことも、最近では少なくありません。
次回は続きとして、社葬における大切な役割とお別れの会について詳しくお話ししたいと思います。
（ｆａｍｉ友葬・清水ふじ代）
