10月といえば?
2017年10月15日 コラム
10月といえば、「衣替え」「体育の日」そして最近は海外からやってきた「ハロウィン」ですよね。
日本では若い方を中心に仮装を楽しんでいるようですが、いったいどんな物なのか、
いまいちよく解らないですよね。
そこで、調べてみると、古代ケルト人が起源と考えられているお祭りで、
もともとは秋の収穫を祝い、死者を祭るための行事だったようです。
日本の感覚で言えばお盆に近いでしょうか。
日本のお盆はご先祖様達に帰ってくる場所を迎え火をしてお迎えしますが、
ハロウィンの場合は、死者の魂だけでなく魔物もこの世にやってくるといわれており、
この時、魔女や魔物に魂をとられたくないために、人間が魔物の格好をしたり、食べ物を渡して
災いを防ぐようになったと、これが仮装をしたり訪問者(子供たち)にお菓子を配る起源とも言われています。
欧米では、子供たちのお祭りとして親しみ楽しまれています。
仮装をした子供たちが近所の家々をまわり、家のドアをノックして、
「Trick or Treat~~?(トリック・オア・トリート)」と言っています。
これはお化けにお菓子をくれないと何か悪いイタズラをしちゃうぞ~!という意味です。
言われた家の人はイタズラをされたくなくないので、「Treat」(お菓子をあげるよ)と言いながらお菓子をあげます。
日本ではイベント色の強い「ハロウィン」ですが、ところ変われば品がかわる
宗教や文化は違えども、先祖や死者を思う気持ちは万国共通なのですね。