春と秋では・・・
2018年03月10日 コラム
もうすぐ春のお彼岸ですね。
3月18日から一週間が春のお彼岸と呼び
3月18日をお彼岸の入り、21日の春分の日をお中日(おちゅうにち)、
3月24日をお彼岸明けと呼び、お墓参りや先祖供養をします。
さてさて、ご供養と言えばお供え物ですよね。
代表的な、そう、牡丹餅(ぼたもち)です。
小豆の赤には災難が身に降りかからないようにするおまじない効果があるため、
ご先祖様の供養に結びついたと言われています。
が、
むむむ?
夏と冬にもそれぞれ呼び名が・・・
実は、あるんです!
夏は「夜船(よふね)」、冬は「北窓(きたまど)」というそうです。
何故この名前になったのかというと、
おはぎを作る際に、杵を使ってペタペタと餅つきをすることなく作れることから、
「つきしらず」が語源となった言葉遊びだそうです。
(餅を)いつついたか分からない
↓
(夜で)いつ港に船が着いたか分からない
↓
「夜船」
(餅をつかないので)つき知らず
↓
(北向きは月が見えないので)月知らず
↓
「北窓」
日本の特徴である四季に合わせた、この言葉遊びは
粋な日本人独特のセンスですよね。
お彼岸シーズンはもちろんのこと、
ご先祖様のご供養や家族の健康を祈願して四季折々で味わい、楽しんでみてはいかかですか?