【かながわ経済新聞連載】社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナーvol.36(2021年7月号掲載)
2021年07月01日 コラム
横浜市営地下鉄の阪東橋駅より徒歩5分、横浜市南区で創業80有余年の葬儀社 清水誠葬具店です!
弊社の副社長・清水ふじ代による「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を特別に弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。(月一回更新予定)
今月は、大人の知恵袋(7)コロナ禍の葬儀での食事は?(続編)をご紹介いたします。
コロナ禍の葬儀での食事は?(続編)
新型コロナウイルスの脅威が依然として続く中、不安な日々をお過ごしのことかと思います。
さて、今回もみなさまの不安を少しでも和らげられればと、コロナ禍での葬儀での食事について、ご遺族の方々からお問い合わせがあった事例をご紹介いたします。
Q. 葬儀での会食は自粛したいが、どの様におもてなしをしたら良いですか?
最近では火葬場や寺院会館などでも「会食NG」の場所なども増えてきているため、持ち帰りのお弁当などをご用意して、ご自宅にて故人様をしのびながらお食事をしていただく、という形式がよく選ばれています。また、季節柄、お持ち帰りがご心配という方には、お食事代わりのギフトをご提案させていただいております。
Q. お食事代わりのギフトとは何ですか?
本来、一般的な仏式の葬儀であれば、通夜・葬儀の際に、ご会葬者に故人の供養とおもてなしの意味も込めて、通夜振る舞いや精進落としの食事をご用意いたします。コロナ禍の葬儀でそれらが叶わない場合、特に何かご用意せずとも、ご会葬の方々はご理解していただけているので大丈夫です。それでも、やはり食事の代わりになるものをとお考えの場合は、返礼品とはまた別の、お食事代わりのギフトをご用意し、食事の用意ができない旨のお手紙を添えたお品物をお持ち帰りいただけるような、ご提案をしております。
また、葬儀で当日返しをされる方の中には、会葬品や香典返しの金額を、ワンランク上の物に変えてお食事の代わりにされる方もいらっしゃいます。コロナ禍での葬儀は、喪主から参列者への配慮が必要になってくる場面も多いので、ご家族ごとに心配事の少ない、希望に近い形式を選択できるよう、葬儀社とよく相談するとよいでしょう。
最後に、新型コロナにより、葬儀を行う際にも新しい生活様式が求められています。お見送りの形もさまざまですが、みなさまのご協力のもと無理のないよう、新しい形を受け入れて、行動していくことが大切なことのように思います。今回も、ご参考にしていただけたら幸いです。
(fami友葬・清水ふじ代)