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【かながわ経済新聞連載】社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナーvol.40(2021年11月号掲載)

2021年11月30日 コラム

横浜市営地下鉄の阪東橋駅より徒歩5分、横浜市南区で創業80有余年の葬儀社 清水誠葬具店です!
弊社の副社長・清水ふじ代による「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を特別に弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。(月一回更新予定)

今月は、大人の知恵袋(11)御香典の出し方って?をご紹介いたします。


御香典の出し方って?

社会人になると、人とのお付き合いも増え、お通夜や葬儀などに参列する機会も出てきますよね。
その際、御香典を包みますが、その意味合いをご存じでしょうか?
前回に引き続き、シリーズ2回目となりますが、御香典について多数お問い合わせのあった事例をQ&A方式でご紹介いたします。

Q.御香典を出すタイミングはいつですか?

「香典」とは、お香や花の代用として、故人に手向ける金銭を意味します。一般的には、香典袋(不祝儀袋)にお札を包み、通夜や葬儀、または告別式に持ち寄ります。通夜と葬儀の両日参列する場合がありますが、2回出す必要はありませんので、通夜へ参列する時に用意しましょう。

Q.御香典を渡す時のマナーはありますか?

気を付けていただきたいポイントを基本的な流れに沿ってご説明します。

御香典を包む袱紗を準備しましょう。冠婚葬祭で渡す金封は、祝儀・不祝儀にかかわらず、「袱紗(ふくさ)」に包んで持参します。袱紗は、絹やちりめんで作られた小さな風呂敷で、金封などに汚れや折り目が付かないように使用するものです。胸ポケットや鞄に金封などを、直に入れないよう、心がけましょう。

葬儀会場にて記帳を済ませた後、受付の方へお渡しする場合「この度はご愁傷さまです」と、短くシンプルなご挨拶と一礼をしましょう。そして、袱紗から御香典を取り出し、渡す相手側にのし書きの文字が読めるように、向きを変え、必ず両手を添えてお渡ししましょう。また、手渡しではなく、御香典用のお盆が用意されている場合もありますので、その時は、お盆の中に両手を添えて納めましょう。

ご葬儀の後、ご自宅に弔問し仏前に供える形でお渡しする場合ご遺族に直接手渡しする場合は、先ほど、ご紹介したとおりで問題ありませんが、仏前に供える形で渡す場合は、自分で文字が読める向きに変えて、両手を添えてお供えしましょう。

最近、自宅葬や小規模な葬儀では、受付がないこともあります。その場合は、ご遺族にご挨拶する際にお渡しするか、仏前にお供えする形でお渡ししましょう。その時の状況によって、渡すタイミングや渡し方のマナーが変わりますので、頭の片隅に留め置いてください。
素敵な振る舞いができる大人になれるよう、どうぞお役立てください。

(fami友葬・清水ふじ代)

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