冠婚葬祭のマナーvol.64「ご葬儀とDX」
2024年01月25日 コラム
「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。
ご葬儀とDX
新年明けましておめでとうございます。
今年も、街の葬儀屋さんとして、みなさまに冠婚葬祭にまつわる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
どうぞ、今年もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
さて、デジタル化や環境配慮の意識の高まりから、年々、年末年始のごあいさつ方法も変わりつつあります。
今回は、喪中にまつわる「いまどきのごあいさつ」について、お伝えいたします。
Q.喪中であることを伝えるには、葉書でないと失礼ですか?
基本は、喪中はがきで伝えるのが望ましいです。ですが、時代の流れとともに世間の常識も変わってきており、普段のお付き合いの仕方などから、メールや電話などでの連絡方法も、特に問題ないものとして使われるようになってきました。
ただし、誰にでもメールで送ってよいわけではありません。特に、目上の方や年賀状が来ることが予想される方に対しては、喪中はがきを使って知らせるのが基本ですので、先方に配慮しながら、ハガキとメールを使い分けるのがよいでしょう。
Q.喪中のご連絡をメールやラインでいただいた場合、お返事はどうしたらいいですか?
メールで喪中のご連絡を受けた場合は、内容を確認したことを知らせるためにも、間を空けずに返信するのが無難でしょう。
メールでお返事をする際、気をつけたいのは、絵文字や記号などの装飾です。これらは避けてなるべく簡潔に、メールをいただいたことへのお礼と、お悔やみの言葉を添えましょう。
ちなみに、喪中はがきを受け取った場合は、松の内(1月7日まで)が明けてから立春までに「寒中見舞い」としてお返事することが多いです。
いかがでしたでしょうか? 時代とともに、コミュニケーションの取り方も変わってきています。心遣いを忘れず、スマートにごあいさつができるよう、参考にしていただけますと幸いです。
(fami友葬・清水ふじ代)