冠婚葬祭のマナーvol.54「お墓のお掃除で注意することはありますか?」
2023年02月25日 コラム
「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。
お墓のお掃除で注意することはありますか?
お墓参りの際の正しい作法を聞かれた時、なんとなく答えてはいませんか?
ご両親や周りの大人たちの姿を見てきてはいても、あまりよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ご遺族や参列者の方々から、お問い合わせがあった事例をご紹介いたします。
Q.お墓のお掃除に使わない方がよい道具はありますか?
墓石を磨く際、金属製のタワシの使用は絶対にやめましょう。
現代の墓石は、表面を鏡面磨きで仕上げています。墓石を綺麗にしようと、特に硬い素材(金属製)のタワシやブラシで磨くと、墓石に傷が入ってしまったり、表面のコーティングを剥がしてしまったりする恐れがあります。
傷が付いた箇所には、汚れが付着しやすくなりますので、墓石は柔らかい素材の雑巾やスポンジなどを使い、磨くようにしましょう。
また、お掃除しにくい文字彫刻部分などの細かい箇所を掃除したい場合は、滑り止めのない軍手を着用し水に濡らし、指先でなぞる方法もおすすめです。
Q.お墓のお掃除で注意することはありますか?
他人の墓地の敷地内に足を踏み入れないようにしましょう。
多くのお墓が立ち並んでいる霊園や寺院の場合、お墓の区域が明確になっています。掃除のためとはいえ、他人のお墓の敷地内に立ち入ることはマナー違反です。
掃除道具や傘など、物を立てかけたり、柵に手を掛けたりすることもいけません。また、子供やペットと一緒にお掃除に来ている場合は、他所の墓地に入ったり、粗相をしたりしないように配慮しましょう。
今後も参考にしていただければ幸いです。
(fami友葬・清水ふじ代)