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冠婚葬祭のマナーvol.57「五節句(ごせっく)って何ですか?」

2023年06月25日 コラム

かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。

五節句(ごせっく)って何ですか?

四季のある日本の伝統文化としての意味や由来を知ると、年中行事もより身近に感じますよね。前回は、日本の季節の節目に行われる年中行事として伝わっている5つの節句、五節句(ごせっく)についてお話ししましたが、今回は、その五節句の内容について、一つずつご紹介させていただきます。

Q.「人日(じんじつ)の節句」って何ですか?

1月7日に行われる五節句のうちの一つで、「七草(ななくさ)の節句」とも呼ばれています。
新しい年の初め、「五節句」の最初が1月7日の「人日の節句」です。節句料理として「七草粥(ななくさがゆ)」を食べ、無病息災を祈ることから「七草の節句」とも呼ばれています。
諸説ありますが、古来、中国では元日から七日までの各日に、動物をあてはめて占いを行う風習がありました。
正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、その日はその動物を大切に扱う習慣となり、7日を「人の日」として、犯罪者に対する刑罰を行わないことにして人を大切にする「人日(じんじつ)」という節句となりました。
人日には、一年の無病息災を願い、また正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休めるために、7種類の野菜を入れた熱い汁物を食べられていた習慣があり、これが奈良時代の日本へ伝わった際、日本古来の「若菜摘み」の風習と結びつきました。
江戸時代には、五節句の1つに数えられる公式行事となり、7日の朝に食べる「七草粥」は、現代にも続く風習となりました。

Q.七草粥の「七草」って何ですか?

一般的には「春の七草」を指します。

    1. 芹(せり)
    2. 薺(なずな)
    3. 御形(ごぎょう)
    4. 繁縷(はこべら)
    5. 仏の座(ほとけのざ)
    6. 菘(すずな)
    7. 蘿蔔(すずしろ)

といった、薬効のある薬草や栄養価の高い野草の若葉のことを指します。
地域によっては、その時期に採れる7種類の野菜を入れたお粥や、野菜以外の具やお餅を入れて7種類としたものも、節句料理として根付いています。

今後も参考にしていただければ幸いです。

(fami友葬・清水ふじ代)

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