冠婚葬祭のマナーvol.60「いまどきのご葬儀 (1)」
2023年09月25日 コラム
「かながわ経済新聞」の連載コラム「社長さんが知っておきたい冠婚葬祭のマナー」を弊社ホームページでも公開しております。
社員やそのご家族、または取引先などに不幸があった際の企業としての対応をご紹介しております。
急なご葬儀の際に必要な情報を集めておりますので、ぜひご活用ください。
いまどきのご葬儀(1)
前回までは、大人の知恵袋として「五節句(ごせっく)」についてご紹介しました。
今回は、時代やコロナ禍を経て変化しつつあるご葬儀の在り方について、お伝えしたいと思います。
コロナ前まで、葬儀業界では核家族化から家族葬が主流になってきていました。現役世代では、交友関係が希薄になってきていることから、お互いプライベートなことにあまり関わらなくなってきていたり、高齢の方だと、引退後は年々連絡が取れる人が減るなど、連絡しようにも知らせる術がないような状況も増えてきています。
昔のように「(葬儀を)やらなくてはいけない」という風潮が薄れ、「みんな小さくやっているから、うちも…」「残された家族に費用も手間も負担をかけたくない」といった理由から、気持ちのある人だけで集まり必要最低限に、という風潮が高まったことも、家族葬が広まった一因でもあったかと思います。
忌引休暇としてもらうため会社に知らせるものの、参列やお香典などは辞退したり、商売をやっていて跡継ぎがいるような方であれば、社葬などで広く周知することまではしなくても、取引先へのお知らせやご挨拶を必要最低限行うようなスタイルが当社でも増えてきています。
次回は、コロナ禍でのご葬儀とアフターコロナの今について、お伝えしたいと思います。
(fami友葬・清水ふじ代)